認知症だった自分の祖母には世界がこう見えてたのかと思うと本当に苦しかった。
いつも「何もかもわからなくなってしまった。こんな頭もう嫌だ。早く死んでしまいたい。」と言っていた祖母。
確かにこの映画を観てると、誰も信じられない・信じてももらえないつらさは相当なものだと思う。
ただ、アンがめちゃくちゃつらいのもわかる。
一人で介護し続けて、ついに掴んだ幸せのために父を施設に入れなくてはいけない苦悩。
だけど私は正直それで良かったと思う。
何もなければアンの人生の方がアンソニーの人生よりまだまだ長いもの。
人間ってどうしてこうなってしまうんだろう。イギリスの患者も日本人と同じこと言うんだなと思った。
アンソニー・ホプキンスも御年84歳だって。彼だってボケててもおかしくない年齢なのに台詞覚えて演技して…ってすごすぎる。これからも元気でね。