認知症になった本人に感情移入できる作品は今までにお目にかかったことがない。
記憶が混迷し、現実と幻想の入り交じりが見事に表現されていた。
迷走する不安と恐怖、思い出そうとすればするほど混乱していく。
感情の落としどころがないまま、無限に続く日々のように感じて苦しい。
恐ろしく悲しい病だ😢
残ってしまう…
思い出すシーンは
全編通してのアンソニー·ホプキンスとオリヴィア·コールマンの名演。
病に蝕まれていくアンソニーと、そんな父を置いてきぼりにしていくのではないかというアンのやりきれない父への愛。