このレビューはネタバレを含みます
えげつない体験。
インセプションよろしく、現実と虚構が入り混じるトリップ系、、ではない。
わずかなヒントを頼りに打開へと向かう謎解きの要素があって、主人公と観客は物語のラストにシンクロ!「そういうことかっ!!!」ってなる、、わけでもない。
本作で見えているものはすべてアントニーが認識する現実。
誰?どこ?いつ?に一貫性がまるでなく、観客は置いてけぼりを喰らう。
アントニーもまた、何が起きているかわからずもがき続ける。
たまらなく不安なまま物語は終わる。
恐ろしすぎる。
アンソニー・ホプキンスがまぁ最高。
羊たちの沈黙のレクター博士、
ヒッチコック、
怪作・名作を経ての本作。
しかも役名がアントニーで生年月日が同じ。
虚構をも交錯させてくるいやな仕掛けだ、、(賞賛)
後世に語り継がれるべき作品と思います。