うーる

ファーザーのうーるのネタバレレビュー・内容・結末

ファーザー(2020年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

あまりに良すぎた。
アンソニー・ホプキンスはサスペンスで見るばかりでそのイメージが強かったが、こんな普通の人も
いや、ある意味これもホラーでサスペンス。認知症患者の世界を見事に描き出している。混乱の仕方、激高の仕方、些細なことへの執着。何が現実で何が幻覚で何が妄想なのか。介護側も、あー実際このとおりだなってすごく身に染みてしんどくなる。仕事柄接することのある認知症患者を思い出すほど自然でリアル。

独自のロジックや思考の鍵があるんだろうがそれがハッキリわからないでこっちはイラつくしついていけないし心労がたまる。
ぶっちゃけジェームズだったかポールだったかが理解が無さすぎてムカつく反面気持ちはめちゃくちゃわかってしまう。
特急使えば2時間とはいえパリからロンドンに週末見舞ってくれるアンは人ができすぎてすげえと思う。

映画用にお菓子買ってきたのにそんなん手を出す余裕もなく、ただ花粉症の目のかゆみにやられまくってそれでも引き込まれてそのまま完走。
うーる

うーる