アンの目線にいる世代の私には
怖くて悲しい物語でした。
事実身近にも認知症の親の介護をされてる方は多くて…
話しを聞くととても大変そうで
ただ聞いているだけでは分からなかったけど。
この映画ではお父さんの頭の中の出来事が描かれていて、本人も何がなんだか分からないんだなと言う事が理解できた。
母はまだ認知能力は大丈夫そうだけど
病気を発症して介護を要する様になった。
実際フォローは簡単じゃなく
親の老後の現実をまさに今見ている感じなので、心がとても苦しなった。
もし認知症が出てしまったら今より更に大変になると思うと怖い。
昔の母から比べると何をするのも遅くて
言ったことにピンと来ない事もあって不安になるけど…
責めたり焦らせては行けないなと反省した。
ラストはもうため息しか出なくて。
介護人の方の優しさだけが救いで…
反らしたいけど反らすことの出来ない未来なのだと思いながら
心苦しく鑑賞でした。
観たくないけど観るべき映画なのかなと言った印象です。
現実を受け入れ、少し優しくしようと思える映画でした。
