アマプラで視聴。
アンソニー・ホプキンスが認知症の
老人を熱演。
現在85歳。
撮影時は82歳。
その年齢で長セリフを覚えられる
ことが凄いなあと。
まあ、それは置いといて
【ネタバレ⚠️含みます】
冒頭から二転三転する展開に
引き込まれる。
どれが現実でどれが妄想?
認知症には色んなタイプがあって
自分の父も認知症だったが妄想型では
なかった。
8年介護したうち最後の2年は父の弟
(自分にとっては叔父)
と思われていた。
(実際、叔父の名前で呼ばれていた)
この作品を見て感じるのは
認知症の介護で必要なことは
「全てを受け入れること」
だと思う。
何より1番不安なのは本人なのだから。
認知症患者にとって忘れていくことを
自覚している時期が1番辛いと思う。
残酷な言い方になるけど、いっその事
全てを忘れてしまった方が本人にも
家族にも楽になれる。
とはいえ介護する家族にもケアが必要。
病気とは理解していても変化していく
姿を見るのは辛いし、時には自分を
責めてしまう。
見続けてるうちに監督の意図が
分かった気がする。
アンソニーの妄想世界を見せる
ことで敢えて認知症患者の混乱を
私たちに体感させたかったのだと。
映画のラスト、当時父も似たような
悩みを言ってたことがありそれを
思い出すと涙が止まらなかった。