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フランクおじさんのkのレビュー・感想・評価

フランクおじさん(2020年製作の映画)
3.7
舞台は1960年代。田舎出身で都会に憧れニューヨーク大学に進学した娘と、その大学で教鞭を執る叔父。叔父は聡明だったが、同性愛者であることを親族にはずっと隠していた。
叔父はある時父の葬式に出席するために帰郷しなければならなくなるが、そこにパートナーが付いてきてしまい。。。というお話。

まず、登場するキャラクターみんながかわいかった。
フランクのパートナーのウォーリーも最高にかわいいけど、特に主人公のベスは本当にかわいい。映画のヒロインで良くあるタイプのかわいらしさではなくて、純粋で多様な価値観をストレートに受け入れようとするさまが愛くるしい。。。

こういう性的嗜好や宗教的マイノリティを俯瞰的に取り扱う映画ってよくあるけど、今みたいにみんなが多様性を理解(しようと)するようになったからこそ取り扱えるテーマなんだよなと思う。
ただその中でも、この映画は「都会では理解されているが、田舎では迫害される」という変遷期を取り扱った作品なので、その点は少し珍しいと感じた。

終盤のシーンのお母さんのセリフにグッと来てしまった。
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