『同性愛』×『罪悪感』
ゲイである叔父とパートナーと、祖父の葬式に参列するロードムービーテイストのお話。
1970年代のお話という事で、同性愛に対しての理解が少しずつされていってるものの、偏見が抜けない人達もいるという世の中を、身内という縮図で絶妙に表現されているのが分かりやすくて面白い。
LGBTものならではの、自分らしく生きていく事の自己肯定メッセージは勿論、悲しく辛い話。
終わり方はとても好きだが、最高の余韻に浸れるかというと消化しきれないモヤモヤも。
全ての人に理解されるほど現実は甘くなく、そんな中でも承認欲求を抱きつつ、自分の居場所を見つけていく。
自分はストレートだがLGBT作品は人生規模で生き方を学べるヒューマンドラマなので定期的に見たくなる。
とても良い映画でした。