Harigane

フランクおじさんのHariganeのレビュー・感想・評価

フランクおじさん(2020年製作の映画)
3.8
<あらすじ>
1969年、サウスカロライナ州のクリークビル。
大家族が集まる中、浮いた存在の14歳ベティ(ソフィア・リリス)は唯一信頼できるフランク伯父さん(ポール・ベタニー)が心の拠り所となっており、「どんな人生になるかは自分で決めるんだ」というフランク伯父さんの言葉を受け自身の将来を心に決めていた。
それから4年が経過し、18歳になったベティは自身の名をべスと改め、フランクの住むニューヨークの大学に進学すると、そこで再会したフランク伯父さんがゲイである事を知る。
ある日フランクは父親が亡くなった知らせを受けると、べスを連れて父の葬儀の為にサウスカロライナへ車の旅に出る・・・

<感想>
ゲイの伯父さんカップルと姪っ子によるロードムービー📽️
これはとても素敵な作品でした✨

ベティが誰よりも信頼して会話を楽しんでいたフランク伯父さん。
しかし、ベティの祖父(フランクの父)だけはフランクに対して非常に冷たい態度をとる💧
このシーンからこの親子に何かありそうな雰囲気は感じられましたが🫢

この時代において、ゲイに対する差別もかなり蔓延していた事が想像されます💦
フランクもゲイである事を家族にカミングアウト出来ないで苦しんでいたし、フランクの同棲相手であるウィーリーの故郷(サウジアラビア)ではゲイである事が知れたら首が飛ぶそうで😱

ゲイである事を理解されず、フランクはとても悲しい過去を抱えています…
そしてその事に対して最低の酷い仕打ちが終盤にも😔
このシーンは観ていてとても居たたまれなかったし、フランクの気持ちを思うとあまりに辛すぎました😣

どん底にまで突き落とされたフランクを救ったのはかつてフランクが生き方を伝えた姪のべス✋🏻

「どんな人間になるか決めるのは自分で他人じゃない。(フランクがかつてべスに伝えた言葉)
なのに伯父さんは他人が認めないとダメなの?」

この言葉によって、フランクが立ち上がるきっかけになりました🔥
その後の展開は、もう涙無しには観れないほどに素晴らしく、感動しました😭
Harigane

Harigane