ももんがぁ

Ninja Zombie(原題)のももんがぁのレビュー・感想・評価

Ninja Zombie(原題)(1992年製作の映画)
3.3
ニンジャ・オブ・ザ・リング / ポンコツの帰還


カンフーの達人のジャックは今日も今日とてロマンチックに謎の型をキメたり湖でボート漕いだりとガールフレンドのマギーと謎デートしていた。

そんなデート中にジャックの友人である考古学者のオーランが助けを求めてやって来たぞ!

何やらスピスラクネなるラピスラズリの親戚みたいな名前のカンフーカルト集団のリーダーに

古代の遺物『プロメテウスの壷』を巡って追われているそうで、そんなこんなで早速普段からトンファーを持ち歩いている謎の赤ハチマキ襲来。


なんとかジャックのアチョー!が炸裂しカンフーカルトをやっつけるものの、満を辞して登場したリーダーのスピスラクネによりジャックあえなく死亡。


ところがどっこい。
友人のオーランは表の顔は地元のアマチュアテニスのおっさん、裏の顔はブードゥー教の修行者のバンジョーから死者をコントロールできる指輪を授かり、死んだ筈のジャックを墓より復活!


ここに忍者ゾンビが誕生するのである。


かくしてヘンテコ赤ハチマキ集団との戦いが味まるのだが、ゾンビになって知能がポンコツになってしまったジャックはクソミソの役にも立たず忍者ゾンビリングは奪われるわ、オーランと彼女のマギーは攫われるわで果たして無事スピスラクネを倒すことは出来るのか!?


いやはや清々しきポンコツ!


先日観た『SCARY TALES』と同じくAGFAとBleeding Skullの共同リリース作品ですが近所の身内騒動員で贈られる慎ましきホッコリ忍者バトルに正に楽しく撮影してんのが分かる古き良きヘッポコ具合でしたね。


死んでしまったことで悲しみにくれるマギーとゾンビになり合わせる顔がないジャックの悲恋の恋の行方だったり、何故かカンフーより銃の練習をし始めるオーランと忍者ゾンビだったり、

ってかそもそも忍者要素どこ?


そんなこんなで往々にしてポンコツだけども憎めないゆるふわ感満載のカンフーバトルと、まるでドリフのコントみたいなしょうもないコメディの中に裏打ちされたズッコケさは最早愛しか無いよね。


引きちぎった腕でのカンフーアクションや基本脇毛みせて縛られとるだけのオーランの可愛さも是非注目して見てくれ!
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