もう、物語の中身のことより、数々の路線変更を余儀なくされたこの作品自体がなんとも可哀想でいたたまれなかったです。。
どうしても重ねてしまうし、重なってしまう。
それは仕方ないにしろ、加えて脚本演出も変わったのだろう、この1年散々日常生活で聞かされた言葉も飛び出してきて、違う意味で切なくなってしまった。個人的にはまだ映画館でこのテーマを扱うのは早い(重い)気がします。出したい気持ちは分かるのだけど。。
青年期のシーン、松竹の歴史と監督の思い出、淡い恋模様がミックスされていて楽しかった。北川景子の大女優がよかったです。あの頃と今、両方があって分かるものもあるんだろうと思います。
キネマの神様が映画館にこれからも奇跡をもたらしてくれることを祈るばかりです。