まず、年老いて“ダメになった”ゴウを見せられてからの若い頃の夢と希望しかなかった頃のゴウを見せる演出に、すっかり年をとってしまった自分は自然と涙が流れてしまった。
この感じダメですよ。
若い頃って、無謀で、根拠のない自信に満ち溢れていて、誰でもこんな感じだったよね。俺だけかな?
結局、ゴウは才能のある人だった様で結果、救われるんだけど、ほとんどの人生は、こんな風にはいかんよね。
だからこその涙なんだろうな。
年老いたゴウは、本来志村けん氏が演じるはずでした。
で、代役のジュリーですが、色々意見はあるけど、これはこれでよかったと思います。(監督の演出があっての本番だし、OKテイクになってるんだからね)
やっぱり、志村さんがやるはずだったというのを、本編を見ながら常に意識出来る様に演出・演技されていて、良かったと思いました。(見ながら、賛否はあるやろなと思いましたけどね)
コロナ後の世間や映画界の状況を盛り込む所は、山田監督らしいなと思いました。
何より、監督も病気にはお気をつけて、もっともっと永く、沢山の映画を撮って、我々を楽しませていただきたいと、本当に思った次第です。
芽郁ちゃんは、とんでもなく可愛いです。ホント。