たぶ

わたしは金正男を殺してないのたぶのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

事件自体がもうこの上ないくらいに映画的で、興味深くて、歴史的なものなので、それを扱っているドキュメンタリーとなると期待は高まるばかり。

かなり綿密にイタズラ動画の仕掛人として訓練を積んでいること、それに仕掛人としての誇りまで植え付けようという気概まで感じる。彼女たちの念頭に「暗殺」は無くとも、もう紛れもない工作員といえる。
そりゃ北の人たちからしたら、失敗できないからね。

彼女らふたりが短期間だけだが牢獄の隣人として、友情が芽生えたことは、辛い中にあって、僅かな救いでもあるように思う。イタズラ動画に出るちょっとした仕事のつもりが、世界的に注目される暗殺者にさせられた者同士、同じ境遇の同じ年代の同性がいることで、彼女たちは慰めあえるのだから。
自分の国籍によって犯罪者としての扱いに差が有るのも納得いかないだろうが、ふたりで慰めあっていきていってほしい。

急に有名人になってちょっと勘違いしちゃうのも辛いけど、何かいい思いをさせてやりたく思う。

ところで、あのLOLのトレーナーは、北朝鮮工作員から支給されたの?
たぶ

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