Kurukuru

Giving Voice(原題)のKurukuruのレビュー・感想・評価

Giving Voice(原題)(2020年製作の映画)
4.0
私が今見るべき作品だったと心の底から思える。黒人差別、奴隷、銃、ジェンダー、米史全てが詰まったオーガストウィルソンの作品を継承する為に集まった高校生のドキュメンタリー。刺さる言葉が沢山あった。黒人だけど貧困ではないからこの作品を通じて黒人である事に自信を持ったけど逆に見つめ直す事があったとか、自由の国アメリカは銃に怯えて子供を安心して育てられない、白人は逮捕されなくても黒人だからという理由で逮捕される、女は1人で生きていけない、男は子供を作らせて逃げる。
今も昔も現場は何ひとつ変わってないんじゃないか、だからこそオーガストウィルソンが残したこの作品をこれからの未来を切り拓く若者が受け継ぐ必要がある。これはいつか私が将来やり遂げたい事に関わりあるものだった。
ゴールではなくその過程が大事、失敗したら辞めるか挑戦し続けるかの2択。挑戦した高校生たちの言葉を刺さった、それは世界の全ての人が主役というウィルソンのイズムが受け継がれている証拠だと思った。
Kurukuru

Kurukuru