今日も元気に映画館へ。深川栄洋監督の新作『ドクター・デスの遺産』。北川景子と綾野剛が出演することぐらいしか予備知識はない状態での鑑賞。
しかし、これは不発だった!
安楽死を装う連続殺人犯を追う2人の刑事を描いたサスペンス。
せっかく「安楽死」という題材を持ってきているにも関わらず、掘り下げが甘くてまずガッカリ。サスペンスとしても薄い話を引き延ばして120分にしている感があり、これならキレ良く90分前後で充分な印象だ。
ストーリーもさることながら、それ以上に残念だったのが、映像とキャラクターと演出だ。
綾野剛と北川景子のコンビを格好良く描こうとしていることは分かる。ただ、どうにも2人のキャラクターがドラマ的というかステレオタイプなもので、観ていて「良い」とはならず。映像からも格好良さやスタイリッシュさは感じられず、上滑りな印象だ。
久しぶりに見事なガッカリ案件でした。