「お父さんが、悪いお医者さんに殺された…」
ある日、少年から入った110番通報で刑事の犬養隼人(綾野剛)と高千穂明日香(北川景子)は捜査を始める。そこには闇サイトで“ドクター・デス”と名乗り人を安楽死させる存在がいたのであった・・・
あまり評価が高くない感じをうっすら知ってしまっていたので、全然期待せずに観たのですが、まさかの期待値を大幅に下回ってくるという笑
主演の綾野剛と北川景子が好きであれば、かろうじて見て楽しめるかと思います。2人のバディ感は見てて面白いですが、コメディに持って行きたいのかシリアスにしたいのか、少しブレていた印象。
劇場での公開当初はドクター・デスとなる人物がシークレットキャストとして伏せられてましたが、始まってすぐに出てくるしキャラとしても特に意外性も無いような。
若干のミスリードはあるものの、淡々と真相に向かっていく話で大きな盛り上がりやスリリングなシーンもなく終始平坦。
安楽死という日本においては違法となる重めのテーマだけど、あまりそこは掘り下げられずにドクター・デスがただの快楽殺人者になってしまっていて、何が言いたかったのかよくわからないままだったのが残念。
でも、親指を立てて溶鉱炉に沈んでいくドクター・デスの姿は涙無しでは観られませんでした…(←ネタです)
見どころとしては、いつも足が早い綾野剛がすっ転ぶシーンと、柄本明おじいちゃんが河原を全力で走るシーン(綾野剛が追い付けないという見せ方ｗ)。このシーンは柄本明本人が走ってるのか？って思ったほど走ってた。
あとは、ぼんじりを綾野剛に食べられて泣き叫ぶホッピーを飲んだ酔っ払い姿の北川景子が可愛かったです。
「居酒屋で何にも気兼ねせずビール飲んで焼き鳥食べたいな…」が観終わっての一番の感想でした。
2021/05/29(土) TSUTAYA DISCAS定額レンタルにて鑑賞。
[2021-047]
