安らかに美しく死ぬか、苦しみながら無様に生きるか。
どこかエモーショナルな昭和の刑事モノを彷彿とさせ、かつ医療技術の進歩したこの現代における介護や看護における綺麗ごとなき現実とジレンマ、そしてドクター・デスと刑事たちの戦いを通して「死と生」についての問いを改めて提起しているように感じました。
延命を希望しない選択が出来る様になったが、治らない病に苦しみながら病院のベッドで天井だけ見つめ死を只々待つのみの方も居る。進歩した医療に生かされる辛さ。
早く死んで楽になりたい。というのは本当の心であって、法律がそれを許していない。
嘱託殺人というより、安楽死の是非について考えさせられました。