「時間の予算化」
これは観るべき。
観た後で世界が変わった。
ネット社会に生きる自分。スマホがないと、SNSを確認しないと生きていられない。実際そうだ。しかしこれを問題と気づけていなかった。というか問題視しようとしていなかった。正直中毒にならざるを得ない。だって便利だし楽しいし、何より刺激的。現実では上手くいかなくてもネットでは評価してくれる。この快感にはやはり手放し難い魅力が存在してしまっている。
そこが1番の問題で、テック業界のビジネスモデルを理解はしていてもそれを問題視し得る人は、特に若者なんかはほとんどいないだろう。自分も理解はできても行動に移すのは恐らく無理だ。
怖さを知っているのに、理解はできるのに改善できない。デメリットに向き合えない。それにスクールカーストなど他の問題との関係性も深く、切るのは難しいのが現実だ。
「真実よりフェイクの方が金を生む
真実はつまらない」
二極化の脅威と商業的な利面。
関心を探り続けるアルゴリズムに関して、比較的にはなるが日本は影響が浅い方だと思う。海外でこんな事になっているとは思いもしなかった。陰謀説ってここまで人気なんや。コロナウイルス×プロパガンダの被害は記憶に新しいがやはり『何やってんだ』と思ってしまっていた。その自分もその枠組みに入っていた事実。
恥ずかしながらロヒンジャ難民の問題を初めて知った。これまじで自分が恥ずかしい。
物理的な禁止は正直意味を感じない。
並行して進むドラマ映像が凝ってて良い。
シンプルに演技上手い。顔補正のシーンが唯一引っかかった。表現に安直さが目立つ。画面的に二重で手抜きに見えた。
自傷による入院率と自殺率の推移に関して、ここまで深刻だとは思わなかった。
恋愛経験の推移についてはまじで関係あると思う。SNSってむずい。
宿題はまじでできんくなる。
ふと冷静になって周りを見渡してみると、たしかに戸惑う。『皆SNSを見て。魔法にでもかけられたのか』
「スマホを見るたびに
新しい情報があるかもと思ってしまう」
更新スクロールは確かにやっちゃう
"SNS異形症"
補正された写真の自分になりたがること。
データに課税する案すごいな。
法律って大事。
Facebook
Snapchat
Twitter
Instagram
YouTube
TikTok
Google
Pinterest
エンドロール良かった。
色々書きたいことありすぎるけど上手くまとめられない。
とりあえず観てよかった事は間違いない。
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「偉大なるものは全て呪われている」
「働いてる時は役に立つと思っていたが
今はそう思わない」
「隠された顔に我々は無知だった」
「知り合い全員を監視する」
「今更ではあるが私達はサービスに対価を払わない。広告主が払うんだ。広告主こそが顧客だ私達は商品だ」
「よく言うだろ?
無料で商品を使っているなら
君がその商品だ」
「道具は静かに存在し使われるのを待つ。道具じゃないものは要求をしてくる。誘惑し、操り、何かを引き出そうとする。道具としてのテクノロジーから中毒と操作の技術に移行したんだ」
「1960年代と比べて情報処理能力は一兆倍になっている。他の数字は全て無視できる規模だ。そして重要なのは我々の脳は進化していないということ」
すごいな。
「魔法をかけよう」
「君の全てを知っている相手と闘う事になる。君は相手のことを何も知らない。ネコの動画が見られる以外は」
「我々は待ってきた。技術が人間を超え、人間に代わる瞬間を。しかしその前に技術が人間の弱点を握る瞬間がやってきた。この分岐点を超えると技術が中毒の原因となる。人々の対立や怒りを生んだり虚栄心の塊となる。技術が人間に勝ったんだ」
なるほど。
「意見が違う人を目にすると『なぜこんなにバカなんだ』『俺は数多くの情報を見た』『同じ情報を見てないのか』と思う。そう、同じ情報を見てないんだ」
「この国の人々はもう会話をしない。選挙で誰に投票したかで友人を選ぶ。聞きたいことを言う番組しか見ない」
「現実に対する共通の認識を持てないのなら国ではない」
「Googleは答えられない。これは真実か嘘か。クリックこそ真実の尺度よ」
「故意的な無知によって滅びる」
「人間の損害価値の脅威」
「非現実的な美しさ」
「何時間使わせるか
どれくらい人生を貰えるか
それだけを考えている」
「我々の関心事を商品として広告主に売る」
「単純化しすぎだが行動が物事に対する認識が変わっていく過程。それが商品だ。商品といえばそれしかない」
「倫理的なデザインへ」
「こうなる前の世界を知る最後の世代は
今かもしれない
歪んだ世界にいると
歪みに気づかない」
「地獄であると同時に
楽園でもあるから混乱する」
「会社が金を儲けるのは悪くない。
悪いのは規制もルールも競争もない状態
サービスが政府化することだ」
うむうむ。
「この世界では生きてる木より死んだ木の方が高く売れて、生きたクジラより死んだクジラの方が高く売れる。経済はずっとそうだった。企業は規制されない限り森を破壊してクジラを殺す。地球が破壊されると知りつつ石油を掘り出す。次の世代に負を引き継ぐを知っているのに。短期的な思考だ。収益が宗教と化して利益のために行動する企業がいい結果をもたらすと信じる。環境問題がいい例だ。この信仰が最初から間違っていたと気づくこと。それが最後の希望だ。我々は木でありクジラでもある。関心が採掘される」
「ネットの世界は変わっていて実験的だった。ネット上では創造的な事ができる。でも今は巨大なショッピングモール。何かもっとできることがある」
「技術は物理法則とは違う。
人の選択によって作られるものだ。
人は技術を変えられる」
「変えられるかな」
「変えないと」
「クリックは投票だ。クリックでこのシステムを支援することになる」
「情報を偏食しないように心がけて。
私は意見が違う人もフォローする。
違う視点にも接したいから」
青髪の人カッコよかった。
「世界は美しい
外に出よう」
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関係ないが、自分はもともと去年の秋からWi-Fiを切って生活をしている。脚本やら絵コンテやら課題やら小説やら、それに映画も観たい、これではYouTube等を見ている余裕はない、しかし見てしまう。ということで思い切ってWi-Fiを切ってみた。これがなかなか快適でしっくりきている。仕事やばすぎな時にオススメ。