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地下道のadeamのレビュー・感想・評価

地下道(1974年製作の映画)
2.0
ドキュメンタリーを制作していた頃のキェシロフスキの短編。
他の男と寝て家を出て行った妻を偶然地下道の店のウィンドウで見つけた夫が、連れ戻そうと説得する物語です。
スタイルを模索し始めた時期の作品とあって、フィクションでありながらドキュメント風の演出が入り混じっています。
どこにでもいる一市民の人生のある一部分を切り取るようなテーマと、被写体を後ろから追いかけるように動き回るカメラワークは後の長編作品よりもダルデンヌ兄弟に直接的な影響を与えているような気がします。
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