Jun

グリーンランドー地球最後の2日間ーのJunのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アポカリプス的ディザスター・ムービー。監督は前作『エンド・オブ・ステイツ』(2019年)でもジェラルド・バトラーと組んだリック・ローマン・ウォー。
目玉となる災害シーンよりも、突如地球の終末危機を宣告されたことにより引き起こされる人々のパニックと主人公たち家族のドラマに主軸は置かれている。人の善意と悪意が交互に降りかかる中、家族を守るために奔走する父親のジョンを演じるジェラルド・バトラーのタフガイっぷりが頼もしい。その一方でシェルターへの避難を許された選別者を識別するリストバンドを呑気に付けたままでいるなど、物語を押し進めるためとは言え、脚本の粗が目立つ。道中で不可抗力から人を殺めてしまい、良心の呵責からか危険を冒してまでジョンが人を助けようとするシーンや、最後まで生かされることのない建築技師の設定、家族が離れ離れになってしまっても割とあっさり合流できてしまうご都合主義な面等々、観ていて中途半端だなと引っ掛かる要素は多分に散見されるが、大小様々なクラスの隕石落下シーンが拝める点は良かった。このラストから続編が公開予定とは知って驚く。
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