Yellowman

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男のYellowmanのレビュー・感想・評価

3.8
OASIS、Primal Screamが在籍していた、
90年代UKロックシーンの最重要インディーレーベルのクリエイション・レコーズの創設者アラン・マッギーの半世を描いた作品。
製作総指揮は、ダニー・ボイル。

1960年に生まれ、スコットランドのグラスゴー育ちのアランは10代の頃からの親友であり、後のプライマルスクリームのボビー・ギレスピーとパンクバンドを組み、バンドで生活する事を夢見ていた。しかし、厳格な父親の猛反対を喰らい、半ば勘当状態で憧れのロンドンでの生活を始める。当時のロンドンでは、パンクブームが去り、アランは、バンド活動を諦め、新しい刺激を求めて仲間と共にインディーレーベル、クリエイションレコーズを設立。初めのうちは、リリースする度に資金繰りに追われながらも、宣伝力の才能を開花させ、次々と人気バンドを輩出。そして、たまたま地元に帰郷中のライブハウスで
出会ったのが、まだ集客ガラガラのOASIS だった。アランはその場で彼等の才能に惚れ込み、直談判する。

アラン・マッギー役を務めるのは、「トレインスポッティング」のスパッド役のユエン・ブレムナー。編集の天才、ダニー・ボイルが製作総指揮だけに、観ていて、実にテンポが良い。そして、本編中に流れるプレイリストも、懐かしさもあり、一周回って90年代のUKポップミュージックってカッコいいなと再認識。自分も10代の頃から洋楽にハマり、どちらかというと、英国派だったので、本編中に出てくるエピソードは、全て胸熱。
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