yonemako

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男のyonemakoのレビュー・感想・評価

3.5
ダニー・ボイルがエグゼクティブプロデューサーを務め、『トレイン・スポッティング』など、ボイル作品への出演も多いユアン・ブレナーが主演。英国で最も成功を収めたインディー・レーベル、クリエイション・レコーズを創業したアラン・マッギーがインタビュアーに当時を回想する形で物語が進行する。

この映画だけ観ればそれなりに面白いと思えそうだけど、アランとボビー・ギレスピーとノエル・ギャラガーが語りつくすドキュメンタリー『アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー』に比べると、遠く及ばない感じ。

1997年の政権交代時に労働党のイメージアップに担ぎ出されたものの、ブレア首相本人には会えず、首相の右腕で閣僚を歴任したマンデルソンがカッコつけマンだったことを皮肉っぽく描いていたり、ジミー・サヴィルが出て来たりするのは興味深いけど、肝心のレーベルが傾いてソニーに身売りした下りはアッサリし過ぎて物足りなかった。
yonemako

yonemako