法月

泣きたい私は猫をかぶるの法月のレビュー・感想・評価

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)
3.7
スタジオコロリドが気になり、鑑賞。
監督は佐藤順一、柴山智隆のお二人。
ベテラン佐藤順一氏は「セーラームーン」「おじゃ魔女ドレミ」「プリキュア」など、主に女の子が活躍する作品を手掛けてきた方だとか。
うん、この作品でも女の子がイキイキ動いてましたね。
若手柴山智隆氏は「千と千尋の神隠し」制作に参加、今回が長編アニメ初監督だそう。

いやぁ今のアニメ、どれ観てもクオリティ高いね。
ホント丁寧に作られてる。美術(背景)もいいしキャラの動きもいい。猫も可愛い。ただ、ちょっと気になったのは主人公ムゲのアホ毛(つむじのあたりからピョコンと出てる毛)。今、これいるかなぁ( ゚Д゚)?

で、ストーリーのほうは...うーん、やっぱ夢中になれるほどではなかったかな(*‘∀‘)...

女の子が不思議な力で猫になってしまう。最初は喜びはしゃいでるけど、だんだん猫化が進み、このままでは人間に戻れないと焦る... 似たような話、何度も観てるしなぁ。

けっして悪くはない、爽やか青春ものだし、後味はよかったですよ。
スタジオコロリドの作品、これで4本観たんだけれど、全て優しい世界だよね。本当に悪いヤツ出てこない。
ただ、強烈に惹きこまれる物語作りのためには、強烈な悪役も必要かもね。そう思いました。

まぁハイクオリティなアニメ見せてくれるスタジオだってことはわかったので、これからもスタジオコロリド、注目しますよ。

毎日レビュー 039
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