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泣きたい私は猫をかぶるのesewのレビュー・感想・評価

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)
2.5
2020.8/6

主人公の女の子のキャラは魅力的なんだけど、杓子定規なアニメに感じてしまうのは、宮崎駿が言うところの、アニメばっかり見てる奴に良いアニメは描けないみたいなことかなと思った。猫の造形にも人間の造形にも背景にも個性やリアイリティがない。

クラスの男子が手紙を回し読みする時の描写なんて、もっと緊迫感とリアリティを持たせられるだろうに。

猫の世界だって、明らかに千と千尋にインスパイアされ過ぎているし。

猫の世界で、ボス猫が床からドッカーンって出てくる時だけ、その描写の作画が明らかに上手かった。担当者グッジョブ!

実はエンドロールの後日談のところが1番いいんじゃないかなと思う。ああいう小さい日常のほのぼのとしたディテールはとても上手な作り手だなと思った。

ネットフリックスアニメって、劇場版とTVシリーズの間ぐらいのクオリティなのかなーと本作、「詩季織々」、「日本沈没2020」あたりを見て思った。
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