DZ015

アシスタントのDZ015のレビュー・感想・評価

アシスタント(2019年製作の映画)
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映像美に反して心削られる問いかけられ系作品。ハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行事件が題材の実話。映画プロデューサーを夢見るジェーンが就職したのはハラスメントの巣窟。自分をどの立場に置いても暗澹たる気持ちになる。姿を見せぬ「会長」が得体の知れぬ魔物のように立ち上がってきて、まるで「ガンバの冒険」のノロイのよう(伝われ)。主人公ジェーンを演じるジュリア・ガーナーの雄弁な無表情が素晴らしい。ハラスメント、ヒエラルキー、コンプライアンス。そんな言葉が虚しい。
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