あまり一般受けしないんだろうけど「映画だから何しても良いじゃん」を作品にしてくれる白石監督。
俺は白石監督のモキュメンタリーホラー作品が大好きなんですが、今作はちょっと毛色が違いそうなパッケージ。
とても気になったのでTSUTAYAでレンタルしてきました。
一言でいうなら「野生味溢れる純愛ラブストーリー」。
しかし、冒頭のファーストカットから不謹慎極まりない。
中盤までに、工事現場→農道→スナックと場面は展開されるが、クソ野郎のエレクトリカルパレードなんですよ。
支離滅裂で完全に頭のおかしい人の発言だらけ。
どうやらこの土地自体がヤバい人たちが集まるところっていう設定なのも途中で分かり、そこから全員集合して「変態たちの天下一武道会」が始まります。
基本ストーリーは胸糞なんだろうけど、展開もハチャメチャで登場人物全員どうなのるか先が気になってしかたない。
その筆頭なのが宇野祥平さんが演じる女装男。
愛に飢え、行動は積極的。
発言はヤバいし不死身。
俺が見た中では今年1番のモンスターでしたよ。
こいつに襲われたら速攻逃げる。
壮絶な戦いの結末はトリッキーな着地を見せ、摩訶不思議だけどこれはハッピーエンドなのか?
いつ爆発するかわからない核爆弾をゲットし、脅威的な力を得た無敵状態ではある。
確かにこの結末が1番平和な気もするがこれで良いのか??
規模は小さいが目まぐるしく動く展開が面白かったです。
音楽もオープニングのノリも良かったな。