このレビューはネタバレを含みます
カルベロ(チャールズ・チャップリン)はかつてスターだったが今は落ちぶれて酒浸りの日々を送っている。ある日彼はガス自殺をしようとしたバレリーナのテレーザ(クレア・ブルーム)を助けて自分の家に住まわせる。奇妙な共同生活が始まる。
映画の中では落ちぶれたかつてのスターである主人公が最後は死んでしまう。現実のチャップリンは女性問題や共産主義者であることを疑われ人気低迷、この映画の公開後、国外追放されてしまう。映画の中の人物と実際のでかなりかぶっている部分が多い。ただ、自分を主人公に重ねるのはいいが、主人公がいい人すぎる。自殺しようとした若い女性を救い、家に住まわせてあげる。さらに求婚されても彼女のことを考え断り自ら身を引く。最後に彼が急死する展開も好きになれない。