だい

ライムライトのだいのレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
1.8
うーん、悪くはないんだけど何だかモヤモヤするなんやかんや。


プライベートでのカルヴェロにはめっちゃ共感できて、
そこの部分を切り取れば感動作なんだけど、
「元スター」としての自意識強すぎな部分が共感できなさすぎやばい。
そこだけでトータルマイナス感ある。

人間は引き際が大事だとぼくはいつも思ってるんだけど、
カルヴェロは芸の事こそ引き際を弁えるべきであって、
テリーとのことは相手の意見も聞かずに勝手に引くべきではないのだ。

テリーに生きる希望を見出ださせるまでは素敵だったのに、
その後はあまりに自分勝手がすぎるってもんじゃあありませんかね。

テリー自身が自分の無価値に絶望していたように、
自分の価値を決めるのは自分ではないのだ。
自分の価値は他人によって決められるのだ。

他人の言葉を聞かずして、
自分に価値があるとか無いとか、
そんなんはただの夢想なのだ。


人間は、
新しい夢や目標を見つける能力も大事なのだ。
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