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ライムライトのshibadog11のレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
4.5
良かった。

映画好きとしては恥ずかしながら、チャップリンの映画をはじめて見た。

老いたコメディアンのカルヴェロと若いバレリーナのテリー、二人のお話。
人気芸人だったカルヴェロはプレッシャーに耐え切れずアル中になり、かつての名声はもうない。
そこに現れた若いバレリーナのテリー。
ふたりが舞台に向き合う姿と互いの関係を描いていく。

チャップリンのたたずまいがまず、良い。
例の山高帽にステッキのコミカルなイメージで見始めたら全然違い、
穏やかでなんとも品が良い。

テリーを演じるクレア・ブルームはこの映画で見いだされたの事だけど
いやー美しかった。

カルヴェロの生き様は
下手なキャリア本を読むよりも
よほど心に沁みる。

チャップリンの矜恃や祈り。

バレエシーンがあったのも個人的に好き。

時代を築いた人や作品には
ちゃんとそれなりの理由があるのだな。
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