ぽゆゆ

RUN/ランのぽゆゆのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.3
ドキドキハラハラ。
毒親の極み。聡明な主人公。
母親の狂気を上手く描いている。
ここまでいくと極端だけど、「母親」を振りかざしてあなたのためだから論を繰り広げる、子どもの精神的自立を妨げる母親による親子関係が日本にどれだけあふれていることか。
オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』を読んでいる最中なこともあり、考えさせられてしまう。
政府により出生、教育を管理されることが生育環境によるところのない画一的で平等な身体、精神性、教育レベルを育むとの考えには賛同しかねるが、
より成熟した社会を目指すためには個々人の精神的自立が必須であることが言えると思う。
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