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RUN/ランのliamのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.6

監督は「search/サーチ」のアニーシュ・チャガンティ。出演は「スノーベイビー」のサラ・ポールソン、キーラ・アレン、「バッド・エデュケーション 」のパット・ヒーリー、セーラ・ソーンなど。

生まれつきの病気で車椅子生活を送る17歳のクロエ(キーラ・アレン)は、大学への進学を望んでおり、自立しようと頑張っていた。そんな中、自身の体調や食事を細やかに気遣い、進学の夢を後押しする母親ダイアン(サラ・ポールソン)が差し出す薬が危険なものであることを知り、彼女は母に不信感を抱く。クロエは過剰なまでに自分を管理するダイアンから逃れようとするが、その先には想像を絶する試練と、思いも寄らぬ事実が待ち受けていた。

テンポが尺も短いので、効率良くハラハラドキドキが楽しめる。

子供を愛するあまりに暴走する親の恐ろしさが分かる。というか本当は親ではないけれど。笑 怪異的なホラーよりも、人間的な狂気ホラーの方がよっぽど怖い。
この歳まで隠し通していた異常性や執着性にも恐怖を覚えた。

終わり方もかなり良くて綺麗に腑に落ちた感じ。ホラー映画では結構珍しいかも。

アニーシュ・チャガンティ監督は「search/サーチ」でも斬新な作品を作っていたので、これからも期待したい。

良い尺で収まっている良作ホラー映画。
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