xavier

RUN/ランのxavierのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.8
母の愛からは逃れられない…
郊外の一軒家で母ダイアンと暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされていた。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は地元の大学進学を望み自立しようとしていた。そんなある日、買い物袋に見慣れない薬を見つけた彼女は、母ダイアンに不信感を抱き…
ストーリーはこんな感じ。
"Search/サーチ"の監督の作品。個人的には、こっちの作品の方が好きかなぁ。

前観た時も笑ったんだけど、オープニングシーンの赤ちゃん、どう観ても人形だもんなぁ。
ストーリーの方はサスペンス映画に有りがちな展開の物語なんだけど、特筆すべきなのは車椅子で自由に動けないってところ。
この設定のおがけでピンチが近づいていても、サッとは動けないから恐怖感も増すしハラハラ&ドキドキ感も数段上がる。
でも、その恐怖感が長続きしない瞬間的なものなのは否めないけどね。

まぁ、後は母親ダイアンだよね。異常なまでの過保護っぷりは、さすがにやり過ぎ。
最初観た時は、そっちの方が怖いと言うより気持ちが悪かった。クロエの小さい頃のビデオを観てる時、普通の親なら微笑ましく観てるんだろうけど観ている顔が無表情過ぎてなんか気持ち悪かったなぁ…
後、パソコンは繋がってないとかスマホを持たせないとか極力、他人と接しないようにしてるのもおかしかったよね。とてもクロエの大学進学を喜んでいた人とは別人のようだったわ。

面白くなったのはクロエが薬屋に行った後から。この時点で色々解ってるから、後はこの状況をクロエがどうするんだってとこだけだったしね。
それにしてもレビューが書きにくいよね。
ちょっとてもネタバレしないように…って思ってるとこれぐらいしか書けないしね。
でも映画は上映時間も90分で観やすいし、ラストの展開も良かったしね。サスペンス映画としてはなかなか面白かったですよ。
xavier

xavier