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シャレードのGijoeGoのレビュー・感想・評価

シャレード(1963年製作の映画)
3.9
オードリー・ヘップバーン主演とタイトルの名前しか知らなかった本作。
素晴らしかった。

シリアス過ぎない軽妙な語り口なのにサスペンス要素もありどんでん返しが鮮やかな作品。

誰が味方で誰が敵か?という謎と大金の行方の謎とオードリー・ヘップバーンとケーリー・グラントとの淡い恋心も同時進行していって最後は前のめりになるくらいハラハラドキドキした。

キャストと名優揃いで豪華、ロケーションもフランスが舞台で街並みやホテルがお洒落。
もちろんオードリーに衣装提供のジバンシーの豊富な装いが観ていて楽しい。

大きな目で演技するオードリーの魅力的で可愛らしさと美しさの狭間で揺れるお芝居がサイコー。
ケーリー・グラントとのやり取りも粋でシナリオの秀逸さと並んで絶妙なリズムを生んでいる。
他にもジェームズ・コバーンやジョージ・ケネディ、ウォルター・マッソーなどの名優の個性的な演技が印象的でイイ!
マッチを擦っては次々放り投げたり、義手攻撃したりクシャミが独特とかクセが強いメンバーだらけ。ダンディなケーリー・グラントすらスーツを着た状態でシャワーを浴びる奇行に走ったりと誰も信用できない。

ナイトクラブでの余興で首にオレンジのような果物を首に挟み手を使わずに次の人にリレーしていく密着してしょうがないどエロいゲームは初めて観た。さすが愛の国フランス!

劇場の舞台の裏側や当時のシトロエンのタクシーやレアな切手など普段見れない様なモノが観れるのも魅力。

オープニングのモダンな記号のアニメーションがスタイリッシュでオシャレ。
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