すいかのたね

ビバリウムのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

ビバリウム(2019年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

とりあえずジェマが寝取られたら嫌だなと思いながら見てました。
いや本当にそれだけが気になった…ラストどうなるんだろうってのもあったけど。とりあえず彼氏彼女間の関係がぶっ壊れなくて良かったです。

レビューを見て驚いたのですが、これ資本主義や押し付けられた理想ってのを風刺してるんですね?
正直全然伝わりませんでした。

ヨンダー自体は一応理想的な家で、食い物も送られてくるけども…これ別に人間的な生活をしてるわけじゃないし。
理想の家と穴掘りが借金地獄のメタファーって…それ解説されても全然ピンと来ません。あまりにも現実と乖離しすぎてる。穴掘りは別に仕事でも何でもないし、そもそも家はまだ買ってもいないし笑
理想を追い求めた結果、厳しい立場に置かれてしまったという状況に全くなっていないと思います。

子供は成長するから、親は置き去りにされて、子供の理解が出来なくなっていくってあーた…今日日爺さんばあさんもYouTuberやってるし、世代の乖離があるってのは色々進歩してるから発生するんであって別にそこまで悲劇的なもんじゃないんじゃないの?

しかも子供は宇宙人?か何かなんだからそりゃあ思い入れ出来るかって厳しいでしょ。普通に子育てしてて子供が何を考えてるか何をしゃべってるか分からないって、現実の方が一緒に学ぶとかコミュニケーション取るとか歩み寄りようがあるでしょ。映画だと宇宙語の極致とコミュニケーション放棄なんだからそりゃあ怖いわ、現実の方がまだ良いじゃんってダメでしょ、風刺映画ならば。

宇宙人は宇宙人で何がしたいの?
人間に育てられるのは良いんだけどそのあと死ぬって…これが何か大きなシステムを比喩しているのか??

何を描いてるのか全然分かりませんでした…。解説されてもイマイチです。
ホラーとしてならまあまあゾクゾクしました。
ジェシー・アイゼンバーグって笑わなくなると一気に怖さが出て良い…。
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