ネコまんま

宇宙でいちばんあかるい屋根のネコまんまのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

桃井かおりが出ていて、駄作なわけがない。

初め、10代のただの青春映画か?(10代の青春キラキラ映画は苦手なので…)

と身構えたが、簡単に引き込まれて流石の演技力で涙まで誘われた。

場合によってはダダ滑りしそうな脚本内容な気もするのだけれど、役者の演技力が非の打ち所がないのが先ずあり。

そして登場人物の置かれている状況や、心象風景の表現の分かり易さ、あと映像美。

そして映画を邪魔しない音楽の選別、その他諸々と全ての歯車が噛み合って出来た秀逸な映画だと思う。

深夜に観たおかげもあるが、なんだか夢の中に入れる様な、没入できる時間が久々に心地良かった。

因みに個人的には、桃井かおりの涙のワンシーン。
あそこのアップのワンカット。
あそこで自分のこころは全部持っていかれたなぁ〜、、、渾身のといった感じで。

演技の事を知っているわけでは無いのですが、本当に流石でした。

『幸福の黄色いハンカチ』の時も感銘を受けたけど、桃井かおり…何だかエゲツない。笑