あともう少しというところで、日本チャンピオンがその手から滑り落ち、"やめどき"を失い、ズルズルと"咬ませ犬"としてボクシングを続ける晃…
有名俳優を父に持ち、二世タレントとしてもお笑い芸人としてもパッとしない瞬…バラエティ番組の企画でボクサーに…
番組の企画で晃と瞬はエキシビションマッチをする事に…
どん詰まりの二人の男が拳を交える和製ロッキーとも言える作品ですが、晃と瞬の試合までの道程が極力無駄なセリフを排しながらも丁寧に描かれていて重厚な作りになっていまして、見応えがあります。
そこにあるのは、正に"負け犬"達の意地のドラマ…
明らかに勝負は決まっている中、唯一褒められたアッパーカットを振り回す瞬、何度倒れても立ち上がる瞬…異様な雰囲気となるリングで一人晃が取り残されて行くようで切なく感じてしまいまして…辛いなぁと思っていたところで前編の終わり
晃辛すぎるだろ…