序盤、部屋→工場→部屋→飲み屋→工場→飲み屋と似たようなシーンが繰り返される単調さに映像として全く加速していない・・・と思っていたが、その演出すらも、全部ラスト10分のためにあった。
佐々木が道化を演じるのは寂しさを紛らわすためか。男子校では人気者でも、共学はきついだろうな笑
回想シーンでの線路前シーンは右から左に。ラスト未来に向かうシーンは左から右に。これが一層、カタルシスを生んでいい。
最後のシーンやカラオケシーンなど、映画的な奇跡の使い方が上手い。嘘にならない絶妙なさじ加減。
「宮本から君へ」「生きちゃった」等
感情の起伏のない主人公の爆発シリーズ。
思ったことをなかなか口にしないさとり世代に直撃。
音楽がめちゃめちゃいい。ドラムとギターの単音構成ながら、感情の昂ぶりを誘ってあまりある。小規模映画では出色の出来。
カラオケ朝の苗村さんの表情よ。
「桐島、部活辞めるってよ」とは別の青春を思い出した。