このレビューはネタバレを含みます
神の不在映画かと思って観たけど神が死に再生する映画だった。
木村の赤ちゃんを抱いて泣くシーン、佐々木への懺悔(あのとき佐々木コールをしなかったこと、親父帰ってこないのって聞いてつまんないって笑われたことなどへの)だと思っていたから、そのあと「俺行かないきゃ!」って元カノのところに行ったのはびっくりしたけど結局それも人生の清算というか、佐々木のいた世界から佐々木のいない世界へ行くための清算なのかなって思った。
そして舞台という形で「親を失った直後の佐々木」と再対峙している主人公だけど、ラストの舞台の台詞を言いながら道路を走るシーンはシンプルにかっこよかった。最後佐々木が生きてたのは評価が分かれるんだろうけど、わたしはあそこで決別以来の佐々木コールが聞けたの素直にうれしかったな。
でもバッセンで佐々木が一位になってるのは寒かった