人生に行き詰まっている青年が、高校時代を振り返り、次へと進む踏ん切りをつけていく話。
主に佐々木という同級生との思い出が中心に描かれる。
佐々木は、男子の盛り上げ役として凄まじい生命力を放つ一方、実は誰よりも繊細で孤独を感じている。
そんな「輝き」と「儚さ」を兼ね備えた佐々木は、まさに「青春の象徴」とも言える存在であった。
主人公は佐々木から昔かけられた言葉を思い出し、それに再度励まされる。
そして、彼との思い出の数々を心にしまうことで、青春と訣別していく。
私には響かなかった。
青春っぽい雰囲気頼みで、実際のところ話の中身はほとんどないように感じた。何だか表面的。
何なら話が飛躍していて、感情移入できなかった。
佐々木とのエピソードを丁寧に描いているようでいて、その掘り下げが杜撰すぎる。
そのため、佐々木との思い出が主人公の今を変えるほどの意味合いや関連性を持っているようには思えなかった。
最後、元カノとの関係に踏ん切りをつける方向へ向かうのとか、佐々木のエピソードと全く関係ないしw
もう出汁に使われたようなレベルじゃんw
そもそも事柄としてしょうもなすぎるやろ。
『マイブロークンマリコ』の男版的な感じかな。
佐々木、コールすると全裸になってくれるとかマジでいいヤツでしかない。
