ゆう

佐々木、イン、マイマインのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

この映画好きだわ。佐々木、こんなやついるよなあ、人前で脱ぐやつ嫌いだわあって思って観てたらめちゃくちゃ心持ってかれた。青春の象徴、可能性の象徴のような男、佐々木。でも佐々木自身は何処にもいけなかったし何の可能性にも繋がっていなかったのかもしれない。

やりたいことやれよ。お前は。大丈夫だから。お前は、の重さ。自分が何処にも行けないとわかっていても。

悠二と須藤の飲んでるbar良すぎるな。めちゃくちゃ行ってみたい。
そして河合優実最高です、カラオケで最初に会った瞬間の顔がめちゃくちゃに可愛い。

俺たちは人生の色々な場面で選択を迫られ、そのうちって先送りにしたり、選択を間違えたりを繰り返すうちに、やりたいこともできなくて何者になることもできず、がんじがらめになることもある。
そんな時にいつも思い出す。選択の余地も無かったような人生を、それでもキラキラ輝きながら生きていた眩しい佐々木の姿を。だから選ぶ。選択する。サヨナラを告げて、自分の本当に進みたい方向に進もうともがく。それが人生なんだ。みたいな。ストーリー。アツい。いつも頭に鳴り響く佐々木コール。

台詞回しが確かに演技くさいところはあるんだけど、たぶんそこが作劇上心底伝えたい部分なんだろうな。ただまあ聞き取りづらいのは確かだから字幕で観てよかったとはちょっと思ったかな。
ゆう

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