かえるま

必殺! 恐竜神父のかえるまのレビュー・感想・評価

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)
2.5
低予算を逆手にとったコメディ。
ある日、突然の事故で両親を失い自暴自棄になった神父のダグ。彼は信仰を取り戻すため、中国へと旅に出る。
その後、恐竜に変身する力を得てニンジャ軍団と戦う。(※本当にこういうストーリー)

正直、そこまで悪くはなかった。
低予算ゆえの限界や、謎の演出、唐突な展開、といったメタな笑いが中心。
個人的には冒頭の「特殊演出:炎上」、自分が斬ったくせに涙ぐむニンジャ、謎の「SHE'S FINE」、わざわざマネキンの顔を見せる主人公、などは面白かったな。

ただ、ネタに「死」を茶化す系があるのはちょっと引いちゃうかな。
例えば、冒頭の両親の死や先輩神父の回想で恋人が地雷を踏むシーン。やはりアメリカ人とは死生観が違うなぁと実感する。
あと、前半は手数が少なめでダレる。もう少しスピーディな展開が欲しかったかな。


まぁ、ツッコミスキルの高い友人と酒でも飲みながら観るのが正しい楽しみ方だろう。
別に傑作でもないし、新しさもない。そんなところは目指していないだろう。
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