このレビューはネタバレを含みます
同じ「血」シリーズでもこっちはだいぶ面白い！
ストーリー：4.0
芸術性：3.5
演技・俳優：4.0
演出：3.8
感情の揺さぶり：4.0
「野獣の血」に続けて「警官の血」を鑑賞。
こっちはチョ・ジヌンをはじめ、チェ・ウシク、パク・ヒスンなど有名な俳優が揃い踏み。
かつ、ストーリーも分かりやすく、2時間にギュッと面白さが詰め込まれていて見応えのある映画でした。
ガンユンがミンジェの正体を知ってて、懐柔しようとして色々としてあげてるのかなぁとか、実はガンユンが父親を殺したんじゃないかとか、裏読みをミスリードさせるような演出があったり、果たしてどっちが正義なのかと価値観をグラグラさせるほどの清濁合わせ飲んだ捜査手法だったりと、気持ちがあっちこっちに行くのもいいストーリー・演出だなという感じ。
こういう映画だと大体は最後悪は成敗されて終わることが多いけど、巨悪（というか上）に立ち向かって譲歩を引き出してガンユンを迎えにいくという展開はハッピーエンドでカタルシスを感じることができてよかった。
それにしても、チョ・ジヌンは『最後まで行く』しかり、無法捜査するような警官役をやらせたら本当に上手…あとパク・ヒスンは韓国版エンケン。
