逃げた女のみゃあのレビュー・感想・評価

初ホン・サンス作品。
逃げたのは主人公か、それとも出会った3人の女か。
ずっと繰り広げられる会話劇。会話から登場人物たちの関係性を考えるのが楽しい。食べてるもの、飲んでる物も人によって違う。インターホン越しに他者とのやりとりを覗き見るのが新鮮だった。
閉じられた空間から、最後は窓やドアを開けて外の世界と繋がっていく。ガミはきっと逃げたかったんだろうな、と思った。でも人によってはきっと違う捉え方をできる、余白のたくさんある素敵な映画だと思った。