逃げた女のしらすのレビュー・感想・評価

タイトルが印象的。やっぱり静かな映画が好き。心地よい。編み物しながら観てたけど、途中、目が離せなくなる瞬間があったな。
画面の外の時間は完全に切り取られているような感じ。謎が多いままに時間が流れる。謎めいたズームインも。
夫と離れたことがない、と話す主人公が、自分は幸せだ、と自分に言い聞かせるように、幸せじゃなさそうにみえたのが印象的。繰り返される同じ話はすこし息苦しい。
訪ねる相手は皆、自分の好きなことをして生活していて。みんなかっこいい。顔の見えない男たちは、なんでもない存在。