"映画は日活"とデカデカと宣伝しても許される。序盤のモノクロからカラー、細部まで徹底されたニクい演出、ありえないセットと何から何まで完璧。極めつけは小林昭二と川地民生の変態ブラザーズとあまりにあんま…
>>続きを読む2020.06.01再見
話のネタは用心棒でだいたい展開はわかるものの、演出がハチャメチャすぎて次なにくるかが読めない。対立するヤクザが、キャバクラをマジックミラーで挟んでたり、映画館のスクリーンの…
現代劇ですが、映画の中で『用心棒』と『椿三十郎』がメガミックスされます。
ヌーベルヴァーグや北野武映画の暴力性をみせつつ、しっかりと娯楽映画にまとまっています。
日本映画が娯楽映画を志向していた時代…
このレビューはネタバレを含みます
セピア色の人混みに濃いエメラルドグリーンの文字。オープニングから「この映画絶対おもしろい!」と確信しました。今年2月に亡くなった鈴木清順監督の「野獣の青春」です。
清順監督の追悼特集では公開される作…
めちゃくちゃ面白い!
全体的にテンポはいいんだけど、
宍戸錠が警察のスパイだと疑われてガラスに押し付けられ爪の間にナイフ入れて拷問されるシーンと、疑いが晴れて小林昭ニに落とし前つけさせようとするま…
謎解き要素満載のストーリーも面白く、そしてなんと言っても画面の豊かさに驚く。
これが清順美学と言われるものか、マジックミラー張りの地下室、白黒の画面に咲く赤い花、明暗の効いたシーン、ナイフ一つで想…
追悼・鈴木清順監督
現在公開直前の「LA LA LAND」ではその鮮やかな色彩感覚に影響を受けたとチャゼル監督が公言し、
また「ドライヴ」ではレフン監督が師の印籠を継いだとも云われる清順監督の代表…