このレビューはネタバレを含みます
戦後、大量失業者がいるイタリアでタイピストの募集が出てその面接を受けるために100人以上の女性が集まった。
あまりにも人数が多く全員面接不可能と雇用側が言ったことをきっかけに、夫婦で職探しをしてる女…
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すごくよかった。たくさんの個人の姿の集積で世の中を描くかんじ。
事故が起こるまでの、ライバル意識と仲間意識がないまぜになったヒリヒリしてるけど人肌の温もりのある階段の空気感がいい。タイピング音で個…
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[導入]
1951年1月にローマのサボイア通りで実際に起きた事件を基にした物語。
時の経過と共に「サボイア通りで50名負傷」「女性150名が階段の崩落で被害に」「女性1名が死亡」「タイピストの1人が…
面白かった!
ネオレアリズモいろいろ観てきた中で、
これがいちばん好きかもしれないわ。
1951年に実際にあった事故を基にしてるらしく、
その事故の被害者も何人か女優として参加してるとのこと。
…
美しい女優。貧困の卑しさがない。格差は隠せるということか、女性を主題に社会を描くネオリアリズモの限界か。いや、この傑作を失業や貧困をテーマとした時代的作品として決めつけるのは安易だ。
彼女達のタイ…
不況下のローマの一会社で、タイプライターの就職面接が行われる。そこに押しかけた大勢の求職中の女性を巻き込んだ事故が起こる。国中に報道されたこの悲劇の責任の所在を求め、捜査が始まる。事故で一命を取り留…
>>続きを読む1951年1月のイタリア・ローマで起こった階段崩落事故を元に作った群像劇。
崩落原因は一つの求人広告から。
タイピストを募集した会社に、150名以上の女性が殺到。
一人一人が面接でタイピングをするた…
『苦い米』同様、画面内外を行き来する人の動きが極上。
職を求めてやってきた階段を埋め尽くす女達の井戸端会議が面白すぎる。二人目の女がトラウマ再発して泣き出したので「面接官にぶたれた」と噂が流れるのに…
群像劇らしくワンカットで人物がフレームインアウトしまくる。
えらく深刻な話だけどコミカルな部分があるバランスが良い。歌手志望の子の父親が可笑しい。
階段崩落のスペクタクル!モンタージュも見事だし、崩…
ネオリアリズモが現代的すぎてびっくりな大傑作だった。約70年前と今あんまりかわんない、、
あとニューウェーブの予感もした感じ
メリトクラシー、個人主義、制限されるアイデンティティ、反目し合うひとびと…