デルタ

ベルリン・アレクサンダープラッツのデルタのレビュー・感想・評価

3.5
記録。
今年の春頃にDVDを取り寄せ、ドイツ語、英語字幕にて鑑賞。

原作は1920年代のベルリンを舞台に書かれた、アルフレート・デーブリーンのドイツ⽂学の傑作。
ブルハン・クルバニ監督が構想に7年をかけたリブート版。

現代ドイツで必死に⽣きる主⼈公・フランシスは、難⺠としてドイツにたどり着き、社会の最貧困層で⽣きる⻘年。ドイツ語がわからず、仕事もビザも無いため、難⺠問題、⼈種差別、貧困格差が追い討ちをかけ、劣悪な裏社会に引きずり込まれていく。

フランシスを裏社会に誘い込むラインホルト役に、アルブレヒト・シュッフ(Albrecht Schuch)♡
アルビーが減量して挑んだ本作は、ドイツ映画賞最多となる11部⾨にノミネートされ、アルビーは見事、助演男優賞を受賞しています。
スタイリッシュな映像とサスペンス。
人間の尊厳とは何かを考えさせられる作品です。
デルタ

デルタ