映画好きなねこ

マシニストの映画好きなねこのネタバレレビュー・内容・結末

マシニスト(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

クリスチャン・ベイルの役作りがやばいと言うことで鑑賞。
痩せた男性が好きな私からするとこのガリガリで病的なトレバー…凄く魅力的。鎖骨とか肋の浮き出た感じとか最高!ってにやにやしながら観ていました。
冒頭はいきなり男(トレバー)が死体を運びそれを発見されるというショッキングなシーンから始まる。1年間不眠に悩まされるトレバー。ある日職場でアイバンという男と知り合い物語は動き始める。同僚の事故、それに絡むアイバン。だが誰もアイバンのことを知らない。冷蔵庫には謎のメモ。誰が残したものなのか?メモの指す意味とは?眠れない焦燥感、不安定な気持ち、それに加えアイバンという謎の男と謎のメモ…トレバーは追い詰められていく…。
トレバーの眠りたいのに眠れないっていう状況がとても上手く表現されていて、何故トレバーは眠れないのか、色々考察しつつ鑑賞していたが予想は裏切られた。そういうことかー。よく観ているとアイバンのことを誰も気にとめなかったり、子供が倒れた時も誰もかけ寄らなかったり違和感は沢山散りばめられている。アイバンの車が信号無視した時もクラクションは鳴らされなかったしね。だからそれらは妄想なんだろうなと思ってたけれどまさか不眠のきっかけがあの親子だったなんて。ずっと罪の意識を抱えて、それが無意識に不眠へと誘ってたんだな。徐々に壊れていく(最初から壊れているんだけど)トレバーが凄くて目が離せない。目が明らかにおかしい…本当にクリスチャン・ベイル凄い演技するなと。怖い映画かなと思い躊躇ってたけど機械が動くシーン以外は特に怖いシーンもなく鑑賞出来た。色々考えながら観れたので楽しかったな( ˊᵕˋ )