いい映画だった。まさか泣かされるとは思ってもみなかった。
インド映画では度々題材にされる印パ問題・宗教対立、さらにはイギリスの移民問題などがベースにあるものの、エンタメ性の高いストリートダンスというフィルターを通している事でとても観やすくなっていると思う。
舞台がロンドンだったり、音楽もヒップホップなどのダンスミュージックということもあり、一般的なインド映画とは違うテイスト。
大筋は特に意外性のない展開だし、ツッコミ所も多少あるが、感動ポイントも多く、不法滞在者の件やアムリンダルとお母さんの愛情にはグッときて、目頭が熱くなってしまった。
やはり最大の見どころはダンスシーンで、ヒップホップ、ガールズ、ブレイキン、ポッピングなど色んなダンスを浴びるほど堪能した。
レストランオーナーのラームが初めてダンスを披露するシーンやグラウンド・ゼロでのダンス(ダンスバトルなのに雨降らしてズブ濡れ、床は水浸し！)は圧巻。
パンジャーブ地方の伝統民謡バングラから
始まるダンスは感動すら覚えた。
バングラ繋がりで、そういえば昔バングラビートってちょっと流行ってパンジャビMCっていたな〜、あとバングラマフィンでお馴染みのアパッチ・インディアンもいた〜、と思い出して懐かしくなった。
今その2人の代表曲を当たり前のように鬼リピート中。
