舌を吊るされて地下鉄の線路の真ん中に放置された警官。抜け出す道は自らの舌を切り落とすこと。「生きるか死ぬか？お前次第…」ジグソウの模倣犯による殺人事件が発生。優秀だが同僚を信用せず個人プレーに走りがちなバンクス刑事は捜査に乗り出すが、彼の周りの警官が次々とジグソウ模倣犯の生贄になる。果たして犯人の目的は何なのか？やがて浮かび上がる事実とは…？な話
映画を愛し、映画に愛されてるのでオンライン試写にて。いつもありがとう…。7作も散々やった本家に個人的にそこそこ好きだった「ジグソウ：ソウ・レガシー」までやって、「もう作らなくていいんじゃない…？ここから作ったとしても本家越えは無理よっ！」と誰しも思っているところで勇気ある者たちによる、リブートでもリメイクでもない、ソウの世界をさらに拡張する新たなる続編。ファンとしてはやや複雑な思いもありつつも、ソウのシリーズで今まで表現してきたジグソウの美学は継承されているというところは感じたかな
必ず生きる道が残されているゲームのルールや模倣犯がそれを行う動機などなど、ジグソウたる所以は守りつつ、それまでの連続殺人が一つに繋がって突き抜けるクライマックスはなかなかソウらしく気持ちよさと爽快感に包まれていました。ゲーム自体は過去作と比較するとやや弱い気はするものの、痛さと残酷さは他のホラーに比べたら基準は超えてはいる！ただ、首と両手両足が固定されて一本ずつ180度回転していく最高傑作や、目を塞がれた奴と口を塞がれた奴が意思疎通できなくて少しずつ死のワイヤーが引き込まれていく神ゲーなどを思い出すと、生半可なグロ描写じゃ満足できないカラダになってしまったのね…と思ってしまったな
で、どうしても見る前から滲み出る「本家越え無理オーラ」を払拭するためにキャスティングされたのが、サミュエル・L・ジャクソン！やはり彼の存在は素晴らしい！全体をかなり盛りあげてくれたのは流石の一言。いなかったら⭐︎3だったかもな〜！ってくらいアッパレ活躍でした。「サミュエルがソウシリーズに！」という一点だけでもそれなりに見る価値は出てくると思います。どうなるかは、ぜひその目でお確かめください…敬具
